太陽と砂漠のバラ/スベキコト

東京小子( TOKIO ) 太陽と砂漠のバラ/スベキコト專輯

1.太陽と砂漠のバラ

作詞:清水昭男
作曲:清水昭男

あの日描いた砂漠のバラは
まだ胸の奧に笑いてる
いつか荒れ果てて行くこの世界に
命の雨を降り注いでみろ

喉に詰まる苦い毒を吐き捨てては
空っぽな瞳に映す氣がかりな未來を
渴ききった心と向き合うその度
燃え盡きそうな自分の中に「何か」を探してた

あぁ...今日もまた
錆び付いて 解き放てぬ枷(かせ)
首に卷き付けたまま 這いずり回っている

あの日描いた砂漠のバラを
今胸の奧に笑かせる
暮れる街並と驅け拔けた日々を
記憶に埋め迂んで
負け續けてく夢ばかりでは
愛する人さえ守れない
刺さったままの棘まだあるなら
命の汗を降り注いでみろ

出口のない答えばかりに行き著いて
これまで何度も玄いた「フザけんな」を忘れない
あぁ...ともすれば
息の根が 止まりそうな楔(くさび)
完膚なく打たれても
立ち上がり進んで行く

誰かを守る誰かの噓が
倣慢な刃差し向ける
書きなぐった正義で盾を築き
怒りの鐘鳴らせ
鋼のような力なくても
その手で鎖を引きちぎり
裡切りの闇を射す勇氣あるなら
固めた拳振りかざしてみろ

街の燈りが滲んでいくほど濁った水をかっ食らって
全てを忘れ彷徨っても現實は牙を剝く
受け入れ難いこの每日を切り開く為に戰い續けろ
これからもずっと

あの日描いた砂漠のバラは
まだ胸の奧に笑いてる
果たせぬままの野心を抱えて
扉をこじ開けろ
握り締めてる砂漠のバラを
いつまでも枯らさないように
明日も續くだろう茨の世界に
命の汗を降り注いでみろ
試練のような太陽の下で...